■ メラトニン Melatonin

 メラトニンはホルモンの一種であり、脳の中央にある小さな器官「松果体」から分泌されます。体の自然なリズムをつかさどる体内時計をセットし、コントロールする働きがあります。このホルモンの働きによって、暗くなると眠気が誘われます。最近の研究では、メラトニンには催眠剤の働き以外にも、老化防止の効果もあると言われています。あくまでも実験レベルのことですが、メラトニンには細胞を保護し、免疫力を高めて、ある種の腫瘍の増殖を妨げる働きがあることも証明されています。

 メラトニンというホルモンは子供の頃は多量に分泌されますが、思春期をすぎると急激に分泌量が減ってしまいます。さらに、年齢とともに減量するため、年をとるに従って不眠症や時差ボケになりやすくなります。ですから、大人はこのメラトニンを少量ずつサプリメントで服用することにより、不眠症や時差ボケを解消することができます。特に、時差ボケには大きな効果を発揮します。例えば、5〜6時間の時差なら、飛行機に乗る前日か前々日の午後3時くらいに0.5mgほどを飲み、体内時計の日没時間が早くなる状態を作り、体を慣らすようにした方が良いでしょう。もし時差が10時間以上の場合は、就寝時に飲むことをお勧めします。サプリメントを飲むと、はっきりした夢をよく見るようになります。長期服用に関するデータはないのですが、今までのところ大きな副作用は見つかっていません。

 副作用に対しての訴えはほとんどありませんが、妊娠中の女性、強いアレルギーがある人、免疫系統のガン患者(白血病など)、妊娠を望んでいる女性(メラトニンを多量に取ると、避妊効果があると言われています)は、メラトニンの使用は控えた方が良いでしょう。また、子供は充分な量が分泌されているので、サプリメントは接取させないようにしてください。

 

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