■ ビタミンB12(コバラミン) VitaminB12 (Cobalamin)

[ 働き ]

 ビタミンB12の主な働きは、正常な赤血球を作り出すことです。細胞が分裂して増えるときに、ビタミンB12と葉酸が重要な働きをします。ビタミンB12と葉酸が揃うことによって初めて、血液細胞が骨髄の中で細胞分裂しながらうまく成熟することができるのです。また、血液のみならず免疫細胞、皮膚細胞、内臓の細胞など、あらゆる細胞の生成にかかわるので、とても大切なビタミンと言えます。言い換えれば、ビタミンB12によって免疫力が増し、内臓器官の働きも正常に行われるわけです。子供の体の成長や食欲増進にも効果があるとされています。さらに、最近では袖経系の機能にも大きな役割を果たしていると言われています。

[ 多く含む食品 ]

 ビタミンB12は、レバー、牛肉、豚肉、卵、ミルク、チーズ、貝類(ハマグリ、カキなど)、魚類(サケ、イワシなど)に多く含まれています。調理加熱でビタミン分が失われることはありません。1日に朽取すべき量は、3μg(マイクログラム)です。(1μg=100万分の1g)

[ 欠乏症 ]

 ビタミンB12が欠乏することで起こるのが悪性貧血です。動悸や息切れ、立ちくらみ、顔色が悪い、全身の倦怠感などの症状が現れます。また、B12は神経系にも作用するため、不足するとイライラ、記憶力や集中力の低下なども引き起こします。ビタミンB12は、小腸から吸収されますが、もし胃の粘膜に病変があったり、小腸の病気や手術で胃や小腸下部を切除したりすると、ビタミンB12の吸収ができなくなります。

[ サプリメント ]

 もし貧血など欠乏症の症状が見られたら、ビタミンB12剤を1日15μgほど取ると良いとされています。この際には、ビタミンを単独に取るのではなく、B12とともに血液を作る働きをする葉酸も2mgほど取る必要があります。高齢者もB12の吸収が悪くなるので、サプリメントで補充した方が良いでしょう。また、このビタミンは、野菜類には一切含まれていないので、菜食主義の人はサプリメントで補うようにしましょう。その他、アルコールをよく飲む人、貧血、肝臓病、膵臓病にかかっている人や、ストレスの多い人も通常よりも多くのB12をとる必要があると言われています。特に、妊婦は一般の人に比べて2〜3倍のビタミンB12が必要です。

[ 注意 ]

 ビタミンB12は、小腸で吸収されるように舌下錠になっているものか、タイムリリースになっているものがよい。このビタミンは、水溶性で、ごく少量でも効き目があります。過剰摂取による副作用としては、ニキビ状のものができたという以外には、特にありません。このビタミンの欠乏症が重度な場合には、医師は注射で投与します。

 

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